シャチホコ
出張明けの午前休。
ふだん仕事中はコーヒーを飲まないので、
ゆっくり一人、至福の時。
正しくは一人と…就寝中のもう一人と一匹。
今朝は、もう一人も一緒に起きてきた。
おはよう、テストがないと早起きだねー
とは言わないけど。。
こちらの視線をかいくぐるように、
胴長ちゃんの元に向かう下の子。
「パパ見て、シャチホコみたい(笑)」
おかまいなしに、寝ている所をかまう。
けど、たいてい朝から目覚める日は機嫌がいい。
一転、リビングに戻ってからは小声。
何?
どうやら、受けられなかったテストの問題を
今日学校に貰いに行きたいらしい。
そうなの(´・ω・`)
じゃあ、
パパ出るとき一緒に校門まで行こっか。
とは言うものの、
遅くなると仕事に間に合わないし、早いと
午前授業で帰宅の生徒に鉢合わせしてしまう。
それでも、
行くと決めたら、あれだけ躊躇していたのは
何だった?というくらい、すんなり制服姿に。
お互いにとってギリギリの時間に家を出る。
ちょうど最後の数人が帰宅中で、こちらを
不思議そうに見ている。
こっちの方が緊張してしまい、思わず
大丈夫...やめとく?と聞いてしまった。
「いや、行くよ」
顔をちらっと見れば、
いつも必ず着けているマスクもしていない。
同じ様に、下駄箱に向かう背の高い生徒がいて、
彼女の影に隠れるように、建物内に消えて行く。
その背中には、
復学というよりは、むしろ真逆の
決別の意思を背負っていた気がする。。。
*
シャチホコちゃん、お留守番よろしくー( ´,_ゝ`)
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